簿記2級の参考書と問題集を選ぶ基準
独学で、勉強する方は自分で参考書や問題集を購入しなければなりません。
そこで、あなたに質問です。
参考書や問題集を購入する際、何を基準に選びますか?
多分多くの方は
「インターネット上で評判の良いもの」
「大手通学講座が発行しているもの」
を購入すると思います。
確かに初学者の場合、どのような参考書や問題集が良いのかわからないと思うので、無難な方法だと言えるかもしれません。
しかし、可能な限りインターネットやその他の情報をまるまる鵜呑みにするのではなく、自分の目で確かめて購入してほしいと思います。
というのも資格系の本と言うのは、口コミではなく、宣伝のためにインターネット上で紹介しているケースがほとんどです。
そのため、内容を誇張して紹介している場合があります。
大手通学講座のものは落とし穴?
また、「大手通学講座が発行しているもの」というのも実は落とし穴があります。
多くの方が誤解しているのですが、大手通学講座が簿記2級のテキストや問題集を発行しているのは、何もあなたを合格させるためではありません。
あくまでも宣伝が目的です。
というのも、通学講座と言うのは、あなたもご存知の通り、駅前の立地の良い場所に教室を構えています。
しかも、講師やその他の従業員も常に常駐させておかなければいかず、高額な賃料や人件費が必要になるのです。
そんな中で、仮にわずか数千円の参考書や問題集で数多くの合格者を輩出したらどうでしょうか?
学校経営が成り立たなくなります。
しかも資格系の本はほとんど売れません。
通学講座はあくまでも教室に通学してもらい、高額な受講料をもらうことを目的としているのです。
そのため、市販されている参考書や問題集は、基本的なポイントしか掲載されていません。
(簡単なことしか書いていないのでわかりやすく感じる)
それ以上知りたければ、通学してくださいというような仕組みになっているのです。
まずはこのような現実を理解して下さい。
選ぶ際に気を付けた方が良いポイント
では、どのような参考書や問題集が良いかと言うことになりますが、結論を言えば以下の2点だけ気をつければ良いでしょう!
- 直感で良いと思ったもの
- 解法がわかりやすいもの
もっと具体的に教えてほしいという声が聞こえそうですが、この方法しかありません。
正直市販されている簿記2級の参考書や問題集は、相性の問題があるにしてもほとんど内容に差はありません。
ですから、直感でこれが良いと思ったものが一番です。
どちらにせよ、その一つの教材だけでは完結しないと思いますので、後々他の教材で補わなければいけない可能性があります。
ただ、気をつけてほしいのは、問題集の解法がわかりやすく書かれているものを購入して下さい。
ここの説明が足りないものを購入すると、その問題が一生解けなくなります。
そこだけは気をつけて下さい。