合格体験記には沢山のヒントが隠されています。
日商簿記2級の試験合格者に、合格の秘訣や勉強法について聞きました。
勉強の進め方やモチベーションアップに役立ててくださいね。
仕事との両立を考え、毎日1~2時間勉強しました。
(女性 / 20代 / 会社員 / 簿記2級 / 勉強期間:6カ月 / 勉強方法:独学 )
私には学歴もなければ、スキルもない。
常に劣等感とコンプレックスを感じ、毎日を過ごしていました。
誰でも出来るような仕事にしか就けず、でも、心の中では自分を変えたいと思っていて。
そんなある日、ふと簿記の資格をとろうと思いました。
毎朝、1時間早く起きて勉強しました
どうせ取るなら、すぐに実務に使える簿記2級をと思ったものの、働いているため、勉強時間はそんなにとることができません。
仕事との両立を考えると、あまり無理もできないので、毎日1~2時間勉強していました。
朝型なので、1時間早く起きてすぐにテキストを1項目読んで、その項目の問題演習。
問題が終わらないときは通勤時間が長いので、その間に終わらせるようにしていました。
「今日はここのページ」と目標を決めていたので、ダラダラしない勉強ができたと思います。
ただ、問題数が多いときは2~3日かけて解くこともありました。
忙しい日も最低30分は勉強する
両立のコツは「無理をしない」ことです。
仕事が忙しいときは勉強範囲を減らすなど、無理をして挫折しないよう気をつけていました。
一つだけ、絶対に守っていたことは、どんなに忙しい日も最低30分は勉強をするようにしていたことですね。
毎日、続けることが体を習慣に慣らすためにも必要と聞いていたので、これだけは、どんなに忙しくても守っていました。
勉強の進め方
まず、資格学校が出版している簿記3級と簿記2級のテキストを2回読みました。
1回目はさらっと。
2回目は分からない部分を、何度も読み返して理解していきました。
それが終わったら問題演習です。
1回目は解答を見ながら最初、自力で解こうとしたら全く解けなかったので……
2回目は自力で解き、分からないところはテキストと解答で確認しました。間違った問題には、印をつけておきました。
3回目は、問題集の中で解く問題を絞って解きました。
苦手箇所はテキストや解説に付箋などをつけて、試験当日に確認できるようにしておきました。
復習は、通勤時間にテキストを読んだり、解けなかった問題を確認したりしました。
解答用紙をコピーする
工夫した点は、直接問題集には解答を書きこまず、解答用紙をコピーした点です。
そして1回目、2回目と自分がどんなふうに解答し間違ったかが分かるように、ファイルにまとめました。
ただ、2級ともなると解答用紙の量もかなり多かったので、紙代、印刷代がちょっと気になりました。
合格の秘訣は、「間違えた問題の復習」と「問題演習量」
この日までに、これだけやるなど区切りや目標を作って、早く終われば休息、できなければ夜もやるなど自分なりのルールを作っていました。
モチベーションを維持するために、家族に受験することを話したことが良かったかなと思います。
ほどよくプレッシャーがかかったことで、適度の緊張感を保てました。
試験1週間前の土日には、図書館に行って3回模擬試験をしました。
間違えた問題を徹底的に復習して、1問でも多く問題を解いたことが合格につながったと思います。