20.簿記2級、143回試験問題を徹底予測!(1)

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20.簿記2級、143回試験問題を徹底予測!(1)

■日本商工会議所が、簿記2級の新範囲のサンプル問題を公開!

日本商工会議所から、「簿記2級の新範囲では、こんな問題が出るよ~」という、サンプル問題が発表されました。

【日商簿記】出題区分表改定 2級・新規論点に関するサンプル問題

このサンプル、指導者向けのものらしいですが、簿記2級を受験するみなさんも、ぜひ解いておいたほうがいいと思います!

なぜなら、日商が「こんな問題が出るよ~」といっているのだから、もう、100%頻出問題と思って間違いない!からです。

【特別企画】簿記2級、平成28年度改定分のみを抜粋掲載!

ところが……、このサンプル問題、「日商太っ腹じゃん!」と思ってよく見たら、ちょっと厄介なことになっていました。

28年度~30年度の新範囲が、ごちゃ混ぜで全部入っていました……。涙
「28年度だけにしてよ~。涙」という、受験生たちの嘆きの声が聞こえてきそうです。

というわけで、このサイトではサンプル問題の中から、28年度の新範囲対応の問題のみを抜粋して掲載します。


「【日商簿記】出題区分表改定 2級・新規論点に関するサンプル問題 問1、2、3、4」
(平成28年度範囲のみ)

●問題1 仕訳

下記の各取引について仕訳しなさい。商品売買の記帳は、特に指示のない場合は3分法によるものとする。ただし、勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選ぶこと。また、仕訳が不要な場合は「仕訳なし」と答えること。

※本試験問題では勘定科目群を示すが、本問はサンプル問題のため省略している。また、一連の取引を複数の仕訳問題として出題しているケースがある((1)(2)等の付番は、(1)の問題文が(2)の前提条件となる場合など、関連した仕訳問題であることを示している)。

1.新宿商店は、商品¥100,000をクレジット払いの条件で販売した。なお、信販会社への手数料(販売代金の4%)は販売時に計上する。

2.甲府商店は、山梨商店に対する買掛金¥200,000の支払いを電子債権記録機関で行うため、取引銀行を通して債務の発生記録を行った。また、山梨商店は取引銀行よりその通知を受けた。(1)甲府商店および(2)山梨商店の仕訳を示しなさい。

3.山梨商店は、電子債権記録機関に発生記録した債権¥200,000の支払期日が到来し、普通預金口座に振り込まれた。

4.甲府商店は、電子債権記録機関に発生記録した債務¥200,000の支払期日が到来したので、当座預金口座から引き落とされた。

5.新潟商店は、長岡商店に対する買掛金¥150,000の支払いを電子債権記録機関で行うため、取引銀行を通して電子記録債権の譲渡記録を行った。

6.富山商店は、電子記録債権のうち¥150,000を銀行で割り引き、割引料¥2,000が差し引かれた残額が当座預金口座へ振り込まれた。

7.期末における売掛金残高は¥1,000,000、電子記録債権残高は¥1,200,000、貸付金残高は¥1,500,000であった。売掛金と電子記録債権については、過去の貸倒実績率1.5%にもとづき、貸倒引当金を設定するが、貸付金については、債務者の財政状態が悪化したため、その回収不能額を 50%と見積もって貸倒引当金を設定する。期末における貸倒引当金の残高は¥8,000である。

8.決算(決算日3月31日)にあたり、次年度の6月における従業員に対する賞与の支給に備え、当期の負担分を¥2,000,000と見積もり、賞与引当金に計上した。

9.6月25日、従業員の賞与¥4,200,000(前期末に賞与引当金¥2,000,000を計上している)に対して、源泉所得税等の預り金¥630,000を差し引き、残額を現金で支払った。

10.決算日に、売掛金残高¥1,000,000に対して、翌期の返品額を¥150,000と見積もり、その額に売上総利益率
(20%)を乗じた金額を返品調整引当金として計上した。

11.前期に掛け売上した商品について、¥2,000 の返品があったので、売掛金と相殺した。なお、その商品の原価率は70%であり、前期末に設定した返品調整引当金が¥1,000ある。

12.横浜商店は、池袋商店より商品¥150,000(@¥500×300 個)を仕入れ、代金は掛けとした。なお、同店では商品売買に関しては、商品を仕入れたとき商品勘定に記入し、販売したときそのつど売上原価を売上原価勘定に振り替える方法で記帳している。

13.水戸商店は、つくば商店に商品80個(原価@¥400、売価@¥520)を売り上げ、代金は掛けとした。なお、水戸商店は商品売買に関して、商品を仕入れたとき商品勘定に記入し、販売したときそのつど売上原価を売上原価勘定に振り替える方法で記帳している。

14.
 (1)静岡商店は、X1年11月1日に営業用軽トラック(現金販売価額¥1,200,000)を割賦契約で購入した。
  代金は毎月末に支払期限の到来する額面¥250,000の約束手形5枚を振り出して交付した。
 (2)X1年11月30日 静岡商店は上記約束手形のうち、期日の到来したものが当座預金口座より引き落とされた。

16.富士商事株式会社は、将来の経費削減に確実に役立つので、自社利用目的でソフトウェア¥150,000 を購入し、代金は小切手を振り出して支払った。

17.静岡商店は、決算にあたり自社利用目的で購入したソフトウェア(取得原価¥250,000)について定額法により償却した。なお、このソフトウェアの利用可能期間は5年と見積もられている。

18.愛知商事株式会社は、豊橋商事株式会社の株式200株を@¥1,000で取得し、代金は小切手を振り出して支払った。なお、愛知商事株式会社はこれまでに豊橋商事株式会社が発行する株式の過半数(50%超)を取得している。

19.静岡商事株式会社は、新たに浜松商事株式会社の株式1,000株を@¥550で取得し、代金は手数料等¥6,000 とともに小切手を振り出して支払った。なお、浜松商事株式会社の発行済株式総数は4,000株である。

20.岐阜商事株式会社は、長期利殖目的で養老産業株式会社の株式1,000株を@¥830で取得した。なお、買入手数料等¥9,000を含めた代金は4営業日内に証券会社に支払うことにした。

26.
 (1)得意先福岡商店より商品¥70,000(原価¥56,000)の注文が入り、代金は掛けとして本日発送した。
  当社では、売上の記帳については検収基準を採用し、商品売買の記帳は3分法を用いている。
 (2)上記商品に関し、福岡商店より注文どおり商品が届き検収が終了した旨の連絡が入った。

27.
 (1)資格試験の受験学校を経営している日商学園は、
  7月20日、8月開講予定の簿記講座(受講期間1年)の受講料¥900,000を現金で受け取った。
 (2)3月31日、本日決算にあたり上記(1)の取引について収益を計上した。
  なお、上記講座は決算日現在、全体の3分の2が完了している。

28.
 (1)旅行業を営む東日本ツーリスト株式会社は、4泊5日のツアーを企画したところ、
  顧客10名からの申込みがあり、代金合計¥600,000を現金にて受け取った。
 (2)上記(1)のツアーを催行し、宿泊代や移動のための交通費や添乗員への報酬など、
  ¥400,000 を小切手を振り出して支払った。

29.
 (1)建築物の設計・監理を請け負っている株式会社中央設計事務所は、給料¥300,000 および出張旅費
  ¥160,000を現金にて支払った。
 (2)顧客から依頼のあった案件について建物の設計を行ったが、(1)のうち給料¥100,000 および出張旅費
  ¥30,000 が当該案件のために直接費やされたものであることが明らかになったので、
  これらを仕掛品勘定に振り替えた。
 (3)上記の案件について、設計図が完成したので、これを顧客に提出し、
  対価として¥250,000が当座預金口座に振り込まれた。
  役務収益の発生に伴い、対応する役務原価を計上する。

33.
 (1)日商商事株式会社は、得意先である東京商事株式会社との取引の開始にあたり、
  同社との長期にわたる取引関係を維持するために、同社の株式10,000株を1株当たり¥1,200にて購入し、
  取引費用¥80,000とともに現金にて支払った。
 (2)決算にあたり、東京商事株式の時価評価を行った。当該株式の時価は、1株当たり¥1,500である。
  全部純資産直入法によることとする。
 (3)翌期首に、(2)についての再振替仕訳を行う。

36.会社の設立に際し、普通株式1,000株を@¥90,000で発行し、払込金は当座預金とした。なお、株券の印刷費¥100,000と設立登記のための費用¥90,000は現金で支払った。資本金とする額は、会社法が定める最低限度額とする。

37.会社設立後の新株発行に際し、普通株式500株を@¥100,000で発行し、払込金は当座預金とした。なお、株券の印刷費¥80,000は現金で支払った。資本金とする額は、会社法が定める最低限度額とする。

38.株主総会の決議により、資本準備金¥10,000,000を減少して資本金に組み入れた。

39.株主総会の決議により、利益準備金¥10,000,000を減少して資本金に組み入れた。

40.株主総会の決議により、その他資本剰余金¥10,000,000を減少して資本金に組み入れた。

41.株主総会の決議により、繰越利益剰余金¥10,000,000を減少して資本金に組み入れた。

42.株主総会において、現金による配当¥500,000(その他資本剰余金¥200,000、繰越利益剰余金¥300,000)を決定した。配当金の10分の1の金額を準備金として積み立てた。

●問題2 穴埋形式

次の文章の中の( ア )から( コ )に入る最も適切な言葉を語群の中から一つ選び、番号で答えなさい。※今後、簿記の用語や原理などの理解を問うために、本問のような問題形式による出題を行う可能性があることから、サンプル問題として示している。

(2)期末時に保有しているその他有価証券は、決算時の時価で評価されることになるが、時価が取得価額を上回っている場合、「その他有価証券評価差額金」は、( エ )側に残高が生じることになる。

(6)自社利用のソフトウェアを資産として計上する場合には、( ケ )の区分に計上しなければならない。また、ソフトウェアの取得原価は、原則として( コ )により償却する。

語  群
1.借方 2.原価差異 3.無形固定資産
4.親会社 5.個別財務諸表 6.定率法
7.有形固定資産 8.定額法 9.取得(発生)時
10.ファイナンス・リース 11.決算時 12.子会社
13.オペレーティング・リース 14.時価 15.買収法
16.一時差異 17.連結財務諸表 18.投資その他の資産
19.貸方 20.生産高比例法

●問題3 ○×形式

次の文が正しければ○、誤っていれば×と答案用紙に記入しなさい。ただし、すべてに○または×と答えた場合には点数を与えないので注意すること。※今後、簿記の用語や原理などの理解を問うために、本問のような問題形式による出題を行う可能性があることから、サンプル問題として示している。

(1)使用する目的で建物を建てることになった場合、工事代金の一部を引渡前に支払った際は、「建物仮勘定」を用いて処理する。

(2)売上という収益の認識基準には出荷基準と検収基準とがあるが、後者によった場合の方が、収益に計上されるタイミングは一般に遅くなる。

(3)決算時に保有している売買目的有価証券は、時価で評価し、評価差額は当期の損益としなければならない。

(5)いったん積み立てられた利益準備金は、債権者を保護するためにいかなる場合でも減少させることは許されない。

(6)商品の評価損は、原則として売上原価に算入され、その内訳項目として損益計算書に表示される。

(8)営業利益に営業外収益を加え、営業外費用を差し引いた利益は、継続的な経営活動によってもたらされた利益なので、「経営利益」と呼ばれる。

(9)再振替仕訳は、期首に必ず行わなければならない。

●問題4 固定資産

小売業を営むA株式会社の有形固定資産の状況は次の資料のとおりである。この資料および仕訳で用いる勘定科目にもとづいて下記の問いに答えなさい。なお、当会計期間は20X7年4月1日から20X8年3月31日までの1 年間であり、各資産について取得後の増減は生じていない。各資産の減価償却にかかる計算は月割計算により、記帳法は間接法によること。

有形固定資産の資料
資産の名称 備  品 車  両
取得年月日 20X4年4月5日 20X7年10月1日
取得価額 ¥3,000,000 ¥2,400,000(本体価格)
減価償却方法 定率法 定率法
耐用年数 5年 4年
残存価額 ゼロ ゼロ
償却率 0.4(200%定率法) 各自推定(200%定率法)
保証率(定率法のみ) 0.10800 0.12499
改定償却率(定率法のみ) 0.500 1.000
備考 20X7 年12 月末に除却している。なお、除却資産の評価額は¥200,000 である。 車両の消費税込価額は¥2,640,000(消費税率は10%)であり、頭金¥600,000(現金払い)を除き、割賦利息込みで月¥35,360を購入月より60 か月の分割払い(預金口座より引落し)とした。


仕訳で用いる勘定科目
現金預金  建物  備品  車両
減価償却費  減価償却累計額  貯蔵品  支払利息
長期前払費用  仮払消費税  固定資産除却損  長期未払金

問い
(1)備品について、本年度の除却時の仕訳を行いなさい。ただし、除却資産にかかる減価償却費の計上は、除却時に行うものとする。
(3) 車両について、本年度の仕訳(①購入時、②初回の分割代金支払時および③決算時)を行いなさい。ただし、消費税の処理方式は税抜方式とし、利息の処理方法は取得時に資産の勘定で処理し、決算時に定額法により費用計上する方法とする。なお、本問では、購入時に計上した長期性の資産および負債のうち、翌期に期限の到来する分を流動資産または流動負債の科目にそれぞれ振り替える手続きを省略するものとするので、答えなくてよい。



とここで、一旦区切ります。長くなりそうなので、続きは次の章に書きますね。


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