19.簿記2級、平成28年度試験の追加点を徹底解説2

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19.簿記2級、平成28年度試験の追加点を徹底解説2

■残り6つの試験の追加点は?

平成28年6月から、簿記2級の出題範囲に追加される、新論点について、一つずつ簡単に説明していきます。残すところあと6点!

■簿記2級、平成28年度試験の新論点を徹底解説

・有価証券の分類と評価(売買目的有価証券、子会社株式・関連会社株式、その他有価証券)
・株主資本の計数変動(株主資本の減少が試験範囲に追加)
・資本余剰金からの配当
・売上の計上基準(収益・費用の認識、引渡基準・出荷基準など)
・サービス業の処理(役務収益、役務費用)
・その他

です。あとちょっとなので頑張って!


・有価証券の分類と評価
これまで1級の範囲だった有価証券の分類「売買目的有価証券」「満期保有目的債権」「子会社株式・関連会社株式」「その他有価証券」が簿記2級の試験範囲になりました。
それぞれの決算時の「評価」についても問われます。評価とは、「決算時の時価に評価替えするか」とか、「評価替えするなら評価差額は、どういう勘定科目で処理するか」などです。

・株主資本の計数変動(株主資本の減少が試験範囲に追加)
例えば、「資本金から資本準備金に振り替え」たり、逆に「資本準備金から資本金に振り替える」ような処理のことです。「資本金100円を、資本準備金に振り替えた場合」の仕訳は、資本金を減らして、資本準備金を増やすということなので、

資本金100円 資本準備金100円

仕訳でみると簡単ですね。^^

・資本余剰金からの配当
計算の仕方は、「利益余剰金(繰越利益余剰金)」からの配当と同じです。

・売上の計上基準(収益・費用の認識、引渡基準・出荷基準など)
商品をお客さんに売った時、売上(収益)を計上する基準に、これまでの「引渡規準」に加えて「出荷基準(商品を出荷したときに売上計上)」と「検収基準(商品を出荷し、取引先が受け取った時に売上計上)」が追加されました。簡単にいえば、売上を計上するタイミングが違うってことですね。

・サービス業の処理(役務収益、役務費用)
サービス業では、通常の「売上」のかわりに、「役務収益の科目を使用しますよ」ということです。またこの場合、「売上原価」にかえて「役務原価」の科目が使用されます。

なぜかというと、サービス業では、販売業や製造業と違って、仕入れに相当するものがないため、売上原価と特に区別して、役務原価と呼ばれるのです。


収益 費用
製造・販売業 売上高 売上原価
サービス業 役務収益 役務原価

商工会議所のサイトに仕訳例が出ているので、参考にしてみてくださいね。^^

「改定のポイント – サービス業を営む会社の会計処理(役務収益・役務費用)」
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/revision/point/point_08


・その他
以上の新論点のほかにも、「その他有証券評価差金額の表示」とか、「価貸倒引当金購入の表示」とか、細かい新論点がありますが、主なものはだいたい上の6点です。

見慣れないうちは、小難しそうに見えるけれど、ほかの仕訳とほとんど同じというケースが多いです。改定対応のテキストで、しっかり基礎を勉強しておけば問題ありません。
焦らず恐れず、簿記2級試験の勉強を進めてくださいね。^^


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