18.簿記2級、平成28年度試験の新論点を徹底解説1

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18.簿記2級、平成28年度試験の新論点を徹底解説1

■簿記2級・試験の追加になったポイントは?

ここでは、平成28年6月から簿記2級の出題範囲に追加される、新論点について、一つずつ簡潔に説明していこうと思います。ちょっぴり長いですが、大切なところなのでお付き合いくださいね。
ちなみに、今回の簿記2級の改定について「資格の大原」さんが、動画付きでざっくりと解説してくれているので、「文字を読むのがめんどくさい~」という方はこちらを見るといいかも。

資格の大原 日商簿記検定試験試験範囲改定セミナー

■簿記2級、平成28年度試験の新論点を徹底解説

では、ここでは
・売上原価対立法
・クレジット売掛金
・電子記録債権(債務)
・貸倒引当金の個別評価と一括評価
・各種引当金(賞与引当金、返品調整引当金の明示)
・有形固定資産の割賦購入(利息部分を区分する場合は定額法のみ)
・ソフトウェア(自社利用)

の7点を少し詳しく解説しますね。

・売上原価対立法
売上原価対立法とは、商品売買の記帳方法のひとつです。
特徴としては、分記法をベースに「三分法の良さを取り入れた方法」といえば、分かりやすいかな?

売上計上時に、売価で売上(収益)を計上します。と同時に、商品の原価を商品(資産)から、売上原価(費用)に振り替えます。つまり、売上に対応する売上原価を計上するので、「売上原価対立法」というわけですね。^^

あ、ちなみに売上原価対立法は、売上時に売上原価を同時計上するので、決算時の処理はありませんよ~。

・クレジット売掛金
商品を売り上げて、クレジット払いにした時は、「売掛金」じゃなくて「クジレット売掛金」で処理しますよ~、ということです。これは、簡単ですね。^^

・電子記録債権(債務)
電子記録債権とは、従来の手形や売掛金が電子化されたものです。簡単にいえば、「売掛金」と「買掛金」を、今風に言い変えたものという考えでOK!電子再建記録機関に発生記録をすると、債権者には電子記録債権(資産)が、債務者には電子記録債務(負債)が発生しますよ~ということです。

・貸倒引当金の個別評価と一括評価
実務の世界では、債権をまとめて貸倒見積高として計算する「一括評価」だけでなく、債権ごとに貸倒見積高を計算する「個別評価」も行われているので、実務にあわせた変更になったようです。

・各種引当金(賞与引当金、返品調整引当金の明示)
「賞与引当金」とか「返品調整引当金」が、「その他の引当金」として追加されましたよ~、ということです。

・有形固定資産の割賦購入(利息部分を区分する場合は定額法のみ)
読んで字のごとく、「固定資産を分割で購入したら、どのように処理しますか?」という内容です。簡単、簡単。^^

でも、ここで一つ注意! 分割払いするということは……、そう、利息がかかってくるんですね。利息がかかるということは、当期に発生した分は、支払利息(費用)に計上するけど、次期分は前払い利息(資産)で処理しないといけない。そういう、ちょっと面倒な利息の処理が入ってきます。

・ソフトウェア(自社利用)
自社利用のみの処理なので、これも簡単!有形固定資産と同じように償却するだけですよ。^^


長くなるので、残りの6点は次の章で説明しますね。


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